インターネット商取引大手の楽天が、イーバンクと業務提携することで銀行業務に参入することがきまった。
楽天は、ネット上のショッピングモール「楽天市場」での取引や、ネット音楽配信など有料コンテンツ(情報の内容)の販売を幅広く手がけ、年間の取引総額は5000億円に迫る。3兆円規模と呼ばれるインターネット通販事業でスーパースター的存在を示しているのが楽天である。
その楽天がネット取引の際に必要になる決済業務を新銀行が引き受けることで、巨大な資金の流れをグループ内に直接取り込む狙いがある。
さらに、顧客基盤の広さを生かし、個人向けローンを中心とした融資業務を新銀行の収益の中核に位置づける方針だ。
また、イーバンクはアメリカで端を発したサブプライムローンによる赤字を補てんしてもらうというメリットを得ることになる。
楽天銀行が誕生するのはうれしいが、そのさい預金を引き出す手数料を無料にしていただきたいというのがイーバンク銀行のユーザーの私の意見である。